この本は、私が中学生の時に出会った本です。
とあるテレビ番組で、全ての問題に正解し、史上最高額の賞金を勝ち取った主人公。しかし、主人公はインドのスラム街に生まれ、孤児院で育ったため、まともに教育を受けておらず、正解できるはずがありません。警察は怪しく思い、主人公はあらぬ疑いをかけられ逮捕されてしまいます。警察に拷問される中、弁護士が助けてきて、主人公はクイズの答えを知っていた理由を話し始めます。
どのように主人公は正解できたのか。なぜ答えを知っていたのか。インドのスラム街で育った少年が起こした奇跡の物語です。
この本のストーリー設定が抜群に秀逸で、今まで読んだ本の中でも特に記憶に残っており、当時没頭して一気に読んだことを覚えています。この本は、2009年に米アカデミー賞を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」の原作にもなっています。ぜひ、本と一緒に映画も観ていただきたいと思います。
ぼくと1ルピーの神様
推薦文

ぼくと1ルピーの神様
- 著者:
- ヴィカス・スワラップ著 ; 子安亜弥訳
- 出版社:
- ランダムハウス講談社
- ISBN:
- 9784270102770
- 所蔵:
- 中央図書館 新書・文庫コーナー
文庫:RHK:ス4-1

鳥取大学
持続性社会創生科学研究科
学生