あるかしら書店は、ある町にある「本にまつわる本」の専門店です。訪れるお客さんの要望に応じて、店主が店の奥から本を探してきてくれます。店主が紹介してくれるのは、実際にも、ありそうで、なさそうな、あったらうれしい“本”や“モノ”ばかりです。
例えば、『「作家の木」の育て方』、『お墓の中の本棚』、『本とのお別れ請負人』などなど。個人的にお気に入りなのは、『読書履歴捜査官』(読書履歴捜査官という仕事についても気になりますが、この仕事を主人公にしたミステリーを読んでみたい!)と、『本のタイトルと、その正しい並べ方』(『ドミノ倒しのすべて―歴史と記録』を4セットくらい並べて倒したい!)です。
紹介されるもの、どれもが、とてもユニークで、思わずくすりと笑ってしまいます。しかし、同時に、発想や考え方にハッとさせられることも。
かわいらしい絵とともに、絵本のようにさくさく読み進めることができるのが、魅力的なこの本。大学生活の中で、勉強や研究等にちょっと疲れた時、気分転換に笑いたい時に、ぱらぱらとめくって楽しんでもらいたい一冊です。
あるかしら書店
推薦文

あるかしら書店
- 著者:
- ヨシタケシンスケ著
- 出版社:
- ポプラ社
- ISBN:
- 9784591154441
- 所蔵:
- 中央図書館 開架 ほか
726.6:Aru

鳥取大学
研究推進部
教職員