ILL申込時の注意事項、到着時間・料金等

 学内で必要な文献がみつからない場合、他大学・研究機関の図書館等に文献の複写(コピーの取り寄せ)や現物貸借(資料そのものを借りること)を申込むことができます。(ILL:Inter Library Loan)
 下記事項にご留意のうえ、附属図書館カウンターまたはMy Libraryにてお申し込みください。

  • 申込による著作権に関する一切の責任は、申込者が負います。
  • 著作権法上、図書館で複写ができない場合があります。詳しくは下記および文化庁の著作権に関するページを参照してください。
    • 雑誌の最新号(刊行頻度が季刊より低い場合は発行後3ヶ月以内)を複写しようとする場合
    • 資料の半分以上を複写しようとする場合(雑誌に掲載された一つの記事・論文等の場合は、雑誌全体の半分量を超えても複写可能)
    • 目的が調査・研究以外の場合
    • 同一資料の複写物を、一人で複数部入手しようとした場合
  • 附属図書館から外部に依頼した時点で、その申込はキャンセルはできなくなります。
  • 申込をする前に、本学で所蔵していないかどうか電子ジャーナル等で入手できないかどうか、必ず確認してください。
  • 申込時の書誌事項(論題、著者名、書名、雑誌名、巻号、ページ、発行年等)が不正確・不十分だった場合、入手までの時間が長くなる可能性があります。

到着までの所要期間

 資料・相手館・時期などによって差異が生じます。以下は、あくまでも目安としてご参照ください。
  1. 国内手配の場合
    • 普通郵便(特に指定が無い場合)
      ・所要期間: 3日~1週間程度
      ・資料や相手館によっては、2週間以上かかる場合もあります。

    • 速達(至急依頼のうち、下記電送が使用できない場合)
      ・所要期間: 2~5日程度
      ・相手館での処理(受付から発送まで)も優先されやすくなりますが、速達料金が生じます。
      ・速達に対応していない所蔵館もございます。速達が利用できないこともありますのでご了承ください。

    • FAX、DDSなど電送(至急依頼のうち電送対応が可能な場合)
      ・所要期間: 1時間~2日程度
      ・相手館での処理(受付から発送まで)も優先されやすくなります。
      ・速達程度の送料がかかる場合と、送料がかからない場合があります。
      ・ただし、送付可能な資料、送付受付図書館が限定されているため、電送に対応できない場合があります。その場合は、速達に切り替えて手配します。

  2. 海外手配の場合
    ・所要期間: 5日~3週間程度
    ・資料によりばらつきがあり、1ヶ月以上かかることもあります。時間に余裕をもってお申し込みください。


料金

  • 文献複写の場合
    通常、下記のように算出されます。

    【 料金 = 複写料(単価 * 枚数) + 送料 + その他の料金(速達/手数料/振込手数料/消費税など) 】

    • 単価は相手先の図書館によって異なります。
      例外もありますが、多くは「 モノクロ:35~50円/枚 、 カラー:100~200円/枚 」に設定されています。

      〈料金例1〉
      単価35円の館に、2件分(枚数合計7枚)の依頼をまとめて送ってもらった場合
      (A)複写料:単価35円 * 枚数7枚 = 245円
      (B)送料:140円
       料金計:(A) + (B) = 385円

    • 用紙サイズによって単価が違う場合があります。
    • 1件ごとに、相手先への手数料(100~400円程度)が必要な場合があります。
    • 銀行・郵便局への振込手数料や、消費税が必要な場合があります。

      〈料金例2〉
      モノクロ50円/枚、カラー200円/枚、取扱手数料200円/件、支払いが銀行振込の相手に、カラー希望を含む2件(枚数合計7枚うちカラー2枚)をまとめて送ってもらった場合
      (A)複写料:単価50円 * 枚数5枚 + 単価200円 * 枚数2枚 = 650円
      (B)送料:140円
      (C)手数料等:取扱手数料200円 * 2件 + 振込手数料210円 = 610円
       料金計:(A) + (B) + (C) = 1,400円

    • 速達の場合は、速達料金が必要です。
    • FAXの場合は、郵送料の代わりに通信料が必要です。
      単価制(30~50円程度)・固定料金制(200~1000円程度)など、相手館によって料金設定が異なります。

      〈料金例3〉
      単価35円、通信料金単価40円の館に、FAXで2件(枚数合計7枚)を送ってもらった場合
      (A)複写料:単価35円 * 枚数7枚 = 245円
      (B)通信料:単価40円 * 枚数7枚 = 280円
       料金計:(A) + (B) = 525円

    • 海外手配の場合
      ・1件あたり1500~2000円程度(振込手数料等を含む)
      ・FAX指定の場合は、別途手数料(+500円~)が必要です。

  • 現物貸借の場合
    ・1件あたり1500円前後(往復送料/簡易書留冊子小包もしくは宅急便)
    ・送料は、資料の重量やサイズ、相手先との距離によって異なります。


料金のお支払い

  • 対料金相殺参加館
    ○公費での支払い
    附属図書館にて支払処理を行います。文献は学内便で所属の研究室・部署に送付します。
    ○私費での支払い
    附属図書館カウンターにて、現金でお支払いください(釣銭不可)。文献はその場でお渡しします。 ただし、現物貸借の場合は、往路分送料を現金で、復路分送料を切手で用意していただく必要があります。
    ○科研費での支払い
    公費に準じた扱いになります。
    ただし、一部科研費での支払ができない場合があります。その場合は、手配前にご相談させていただきます。

  • 対料金相殺非参加館
    公費不可、請求書・納品書・領収書等発行不可、料金前納、郵便振替、銀行振込、郵便為替、現金書留、切手など、相手館によって支払い方法・条件等が異なります。該当する場合は、その都度、附属図書館よりご説明します。
    なお、郵便局・銀行への払込、為替・切手の用意は、申込者にて行う必要があります。
    払込等の終了後、文献をお渡しします。

その他

 文献複写・相互貸借での入手が難しい資料の例として、以下が挙げられます。
 これらに該当しない場合でも、資料によって入手できないことがありますのでご了承ください。
  • 出版されていないもの
  • 参加者にしか配布されない会議録
  • 電子ジャーナル版のみの文献(文献の電子ファイルを直接入手することは出来ません)
  • 雑誌、貴重書、新刊書、視聴覚資料の現物貸借
  • 修士論文


□ お問い合わせ先 □
中央図書館(鳥取地区) 医学図書館(米子地区)
中央図書館 資料サービス係
Tel: (0857)31-5672 (内線:7050)
E-mail: ac-shiryousa [at] ml.adm.tottori-u.ac.jp
メールアドレスは[at]を@に変えてご利用ください
医学図書館 医学情報係(サービス部門)
Tel: (0859)38-6462 (内線:6462)
E-mail: ac-igakujo [at] ml.adm.tottori-u.ac.jp
メールアドレスは[at]を@に変えてご利用ください