2019年度

日付 所属 ご意見 回答日 回答内容
6/10    地域学部 「フェミニズムの害毒(林道義 著)」という蔵書がありますね。私はこの本を手に取り、非常に驚きました。内容がセクシスト、性差別者の主張そのものだったからです。一部に至っては、ヘイトスピーチまがいの言説でした。ご存じの通り、フェミニズムは個人を対象にしたものではなく、社会構造のあり方を問うものです。一度でも、弱者・少数派の勉強をした人や、その当事者である人、又、人を一人の人間として尊重する人なら、このような物の見方はされないでしょう。私は、この本の正式な撤去を要求します。この本を蔵書しているのは、どういった理由があってか、ご答回頂けましたら幸いです。
 もちろん、フェミニズムに対し、様々な言論があることは存じておりますが、「一部の物書きはセクシストであり、内容も全く議論の土台さえ成していない」という酷いものを、その一つとして選ばれるというのは、あまりに時代錯誤ではないでしょうか。例えば、LGBTQに対し、ある議員が「生産性がない」と批判し、大炎上したことは記憶に新しいですが、これは明らかな「差別発言」だからです。本書に書かれていることを、立場のある人が口にすれば、その人は「差別主義者」とみなされるでしょう。多様な意見がある、と学生に知らせることは、大学図書館の使命であると思いますが、弱者への差別発言を含むものを置くことは許されません。ご回答をまっております。
6/19
 このたびはご意見いただき、ありがとうございます。鳥取大学附属図書館より回答いたします。
 まずこの「フェミニズムの害毒」(林道義著,草思社,1999年)を所蔵している理由ですが、お問い合わせの中にありますとおり、多様な意見があるということを学生に知らせる資料を収集することが大学図書館の使命だからです。
 附属図書館は以下の方針に基づいて、図書館の蔵書を収集、構築しています。

「本学の学生及び教職員の教育、研究、学習及び教養のための資料を収集し、図書館の蔵書を充実させることによって、本学の教育・研究の理念である「知と実践の融合」に寄与することを目的とする。」(鳥取大学附属図書館資料収集方針 平成18年12月12日)

 この図書もこの方針に基づいて収集されたものであり、20世紀末におけるフェミニズムについての一つの言論として、参照され引用されるためにも、書架に置き利用できることが必要であると考えています。
 日本図書館協会の「図書館の自由に関する宣言(1954年採択、1979年改訂)」には以下のように定められています。そこにもさまざまな観点の資料を収集するという、図書館の使命について言及されています。

「第1 図書館は資料収集の自由を有する
(略)
2.図書館は、自らの責任において作成した収集方針にもとづき資料の選択および収集を行う。その際、
(1) 多様な、対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する。
(2) 著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれて、その著作を排除することはしない。
(3) 図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。
(4) 個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾をおそれて自己規制したりはしない。
(5) 寄贈資料の受入にあたっても同様である。図書館の収集した資料がどのような思想や主張をもっていようとも、それを図書館および図書館員が支持することを意味するものではない。」

 また今回の図書の正式な撤去の要求についてですが、同じく「図書館の自由に関する宣言」にある図書館の書架から撤去する理由には、当てはまらないと考えます。

「第2 図書館は資料提供の自由を有する
1.国民の知る自由を保障するため、すべての図書館資料は、原則として国民の自由な利用に供されるべきである。図書館は、正当な理由がないかぎり、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない。提供の自由は、次の場合にかぎって制限されることがある。これらの制限は、極力限定して適用し、時期を経て再検討されるべきものである。
(1) 人権またはプライバシーを侵害するもの
(2) わいせつ出版物であるとの判決が確定したもの
(3) 寄贈または寄託資料のうち、寄贈者または寄託者が公開を否とする非公刊資料」

 以上が附属図書館からの回答です。ご不明な点がありましたら、お知らせください。
 どうぞよろしくお願いいたします。

6/6  普段は昼間利用していますが、先日、夜9時頃本を返しに行ったら、カウンターにいる男性職員は、片手肘を立てて、手で頭を支えた格好をしていて、私を見ても姿勢を変えないので、感じ悪いなと思って、隣の女性職員の方へ行ったら、女性職員も、私に気づいているのに、無視してパソコンを触り続けるので、声をかけたら、すごい無愛想な対応をされました。
 昼間の職員は感じ良いのに、夜の職員は、態度が悪すぎです!!あの2人がいると思ったら、夜行きたくてもいかれません。改善をお願いします。

7/18
 ご意見をお寄せいただきありがとうございます。
 このたびは、大変ご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
 頂いたご意見を、図書館職員全員で共有し、丁寧な対応を心がけることを再確認いたしました。
 皆様に気持ち良く図書館を利用して頂けるよう、職員全員で引き続き努力してまいりますので、お気づきの点がありましたらご意見をお寄せくださいますようお願いいたします。

7/5 情熱大陸みたいに上野千鶴子特集(本版)1Fホールでやってください。お願いします。

7/18
 このたびは展示のリクエストをありがとうございました。
 よろしければ、情熱大陸の感動を、あなたの【上野千鶴子特集】企画に活かしてみませんか?
 図書館では、図書館のホールの、学生や教職員のみなさんの展示利用を募集しています。カウンターに置いている「中央図書館1階エントランスホール(2階ホール)利用申込書」に展示内容を記載してお申込みいただけます。図書館職員も、資料収集や展示作業のお手伝いをします。情熱あふれる企画をお待ちしています。
 どうぞよろしくお願いいたします。

7/5-7/18
 図書館の気温についてのご意見が、4件寄せられました。

(1) エアコンが効いておらず暑い。もっと快適にしてほしい。

(2) 2階が風通りが悪く、空気がこもりがちで暑いです。エアコンをつけてもらいたいです。

(3) 窓だけでは暑いため、エアコンを入れて欲しい。省エネで夏は28℃の設定だが、28℃では暑く、読書や勉学に集中して取り組めず、環境のことよりも、第一に利用者のことを考えてほしい。さらに、試験期間は、図書館の利用者が普段の何倍にも増えるため、蒸し風呂状態になり全く集中できない。優先して利用者が快適に過ごせる環境を作って頂きたい。

(4) セミがうるさくて読書に集中できません。窓を開けるのも良いですが、エアコンをつけて下さい。虫も入ってきます。雨(湿度)も高くなります。本にとっても人にとっても良い環境とは言えないと思います。

7/18
 ご意見をお寄せいただきありがとうございます。
 このたびはご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。
 図書館は学生の皆さんの学習の場であり、なるべく快適な環境をと考えておりますが、館内全体を一律に誰にとっても快適な温度にすることは大変難しく、日差しや時刻によって比較的暑い場所や涼しい場所が生じるうえ、同じ温度でも、人によって寒く感じる方や暑く感じる方もいらっしゃいます。利用している席が暑い場合は、館内の比較的涼しい場所へ移動するなどでご自身でも調節をお願いいたします。
 今週は、高温の日にエアコンを入れていますが、引き続き、全学で行っている省エネ・節電活動にご協力いただきますようお願い致します。